【旅*流儀126】ミニキッチンやセルフランドリー設備も完備…都市部に増えている「アパートメント・ホテル」の使い勝手を考える(04.29) - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 11.04.29

【旅*流儀126】ミニキッチンやセルフランドリー設備も完備…都市部に増えている「アパートメント・ホテル」の使い勝手を考える(04.29)

都市部で増えている「アパートメント・ホテル」とは?

ハワイではおなじみの「コンドミニアム」。

キッチンやセルフランドリーの設備が整い、暮らすように滞在できるコンドミニアムは家族連れにも人気ですよね。

都市部でも、近年滞在型の宿泊施設「アパートメント・ホテル Apartment Hotel」が増えています。
「レジデンス・ホテル」と呼ばれることもありますが、その名のとおり「滞在」を目的としているので、ミニキッチンやセルフランドリーなども完備。
定員2名の部屋のホテルも多い欧州都市部や、ビジネス客の多いアジア各国の都市でも、長期滞在者やファミリー層の増加に伴い、アパートメント・ホテルのニーズも高まっています。

ただし、アパートメント・ホテルの場合、長期滞在が目的のため、リゾートホテルにあるような大きなプールやキッズルームなどのアクティビティサービスは期待できません。

そこで今回は、パリにある「アダジオ・パリ・トゥール・エッフェル Adagio Paris Tour Eiffel」を例に、ファミリーにおけるアパートメント・ホテルの使い勝手をみていきたいと思います。


↑パリ16区にある「アダジオ・パリ・トゥール・エッフェル」は32階建て全375室。上階の部屋からはセーヌ川越しにパリ市内を見ることができます。

[googlemap lat="48.849885" lng="2.285438" width="465px" height="250px" zoom="11" type="G_NORMAL_MAP"]75015 Paris, フランス[/googlemap]

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【特徴】一般のホテルとくらべ、サービスは簡易的

まずは、アパートメント・ホテルの特徴から。

客室サービスなどは、一般のホテルとくらべ簡易的なものになっています。

コンシェルジュもおらず、フロントでのサービスも必要最低限。チェックインの際、荷物も自分で部屋まで運びます。

↑フロントも、ホテルの規模にくらべるとシンプルかつコンパクト。チェックインの際発行された部屋のカードキーは、追加の清算がないかぎりそのままポストに入れてしまえばチェックアウトは完了。

部屋の掃除も毎日ではなく、数日に1回というのが一般的。

↑部屋に掃除機が置いてある場合もあるので、気になったら自分で掃除をします。アダージョの場合、清掃サービスは週に1回。

↑ミニマートのようなショップはホテル内にありませんが、電池やコンセントの変換プラグなど旅行者に必要なモノは、24時間いつでも自販機で揃えることができます。

【客室の広さ】子連れなら、部屋の広さは30平米以上は欲しい

子連れ旅行では、大人のみの旅行とは異なり部屋で過ごす時間が長くなるので、部屋の広さも気になりますよね。
都市部のホテルはビジネス客が多いので、機能性を重視したレイアウトを採用しているところもありますが、それでも小さな子連れでも30平米以上は欲しいところ。リゾートホテルなら、40平米程度が目安になります。
アダージョ・パリ・トゥール・エッフェル」の場合、部屋タイプは「スタジオタイプ」(定員2名)から「2ベッドルーム」(定員6名)まで3タイプあります。

いずれもの部屋にもキッチンが備わっていますが、今回紹介するお部屋は家族連れにちょうどいい、4名定員の「1ベッドルーム」。


↑リビングには夜はベッドに早変わりする赤いソファが置いてあります。右奥にはキッチンとダイニングがあります。


↑ベッドルームにはダブルベッドが1台。1ベッドルームは、だいたい60平米弱ほどで広々しています。

【バスルーム】シャワーブース分離型は、高級ホテルに望むべし

子連れにとって、重要となる設備が「バスルーム」。

中級クラスのホテルを中心に、バスルームにトイレとバスが一緒になったタイプが多いですよね。

この場合、自立できない赤ちゃんを洗うのにはひと苦労。

固定式のシャワーのみだと、顔に水がかかるのを嫌がる小さな子供はタイヘンです。


↑アダージョの1ベッドルームのバスルームには、可動式シャワータイプ。シャワーブースはありません。
固定式シャワーの解決策として、日本から小さな洗面器を持って行くと便利です。100円ショップのもので十分。
帰りは捨てていけばいいですし、小型のバケツなら帰国後にお砂場でも利用できます。

お風呂を重視するならば、ある程度高級なホテルを選ぶと、バスタブとシャワーブースが別で、シャワーも可動式の部屋が増えます。

外資系の高級ホテルチェーンを、まずは探してみてください。

【キッチン】簡易タイプでも、あれば食事の選択肢が広がります

あったらうれしい設備が、「キッチン」もしくは簡易キッチン「キチネット」。

キチネットは、電子コンロ2口に食器と流しが付いている程度の、シンプルなミニキッチン。

「疲れたからお部屋で食べたい…」というときにも、ミニキッチンがあればなにかと便利です。

アパートメント・ホテルは、たいていキチネットタイプか、コンロのかわりに電子レンジを置いています。


↑「アダージョ」のキッチンは、電子コンロが4口もあるフルキッチンタイプ。そのわりに流しは狭い。


↑コンロの下には冷蔵庫(左下)、その隣にあるのがビルトインタイプの食洗器。流しの上には電子レンジ(右上)も。


↑4人分のグラスやカップ、お皿、カトラリーもそろっています。

フルキッチンなら、ひと通りの温かい朝食もお部屋で用意できるのがいいですね。

ただし、調味料も自分で揃える必要があり、お皿も自分で洗う必要があります。
冷蔵庫」は、リゾートのホテルには部屋に完備されているのが一般的ですが、アメリカの都市部の一般的なホテルなどでは冷蔵庫がないことも。部屋になくても、リクエストで部屋に持って来てもらえることもあるので事前にチェックしてみてくださいね。

【ランドリー設備】荷物を減らすためにも、洗濯設備はありがたい

ホテルの設備であるとありがたいのが、自分で洗濯できる「ランドリールーム」。

コンドミニアムなら部屋に洗濯機乾燥機が付いていたり、部屋になくても「ランドリールーム」があります。

↑「アダージョ」のランドリールーム。各マシンの操作は、写真の手前にある青い液晶画面で行います。

↑乾燥機つきドラム洗濯機なので、洗濯物を移す必要もなくて便利。

↑こちらはポルトガルのアパートメントタイプのホテルの部屋にあった洗濯機。ドラム式ですが、乾燥機能がないと洗濯物を室内に干さなくてはならないので不便…

2週間旅行に行くからといって、期間ぶんの下着、洋服は持って行けませんよね。

洗濯できれば荷物も減らすことができ、予想外のことで洋服を汚したりすることも多い子連れにはとっても助かります。

【キッズ向け設備】キッズルームがあれば助かりますが…

そして、子供向けの施設として「プール」や「キッズルーム」も大切。

リゾート地のホテルにはプールはかならずありますが、子ども用の浅いプールがあるかどうかで親のタイヘンさ加減も違ってきます。

【関連くちこみ】「マウナ・ラニ・ベイホテル」でのプール遊び

↑「アダージョ」は、アパートメント・ホテルにしてはめずらしくプールがあります。ただし、とっても小さいうえに水も冷たい…子連れにはうれしくない仕様です。キッズルームなどもありません。

浮き輪なども利用すると思いますが、子供が自立できるか、自分で座っていられる水深であるかどうかで安心感も違います。

子どもが泳げず、背が立たないプールの場合、ずっと付き添っていなくてはいけません。

キッズルームがあれば、雨の日には発散でき、プールに疲れたときなども涼しい場所で静かに遊ぶことができて重宝します。

【キッズ向けサービス】シッターサービスもあれば助かります…

ほかにも、「キッズプログラム」や「シッターサービス」もあるとうれしいサービス。

海外では、子連れでは利用できないレストランもありますし、のんびりとショッピングしたりスパに行きたいときには便利です。
子供のプレイルーム(キッズルーム)を完備しているホテルでも、シッター係のスタッフが常駐していないと親が同伴しなければなりません。

【関連くちこみ】「シェラトン・ワイキキ」のケイキクラブ
また、スタッフがいても2才以下の子供の場合は、たいてい専任のシッターを別途依頼する必要があります(親が同伴しない場合)。

子供を預けたいのなら、子供だけで参加できるアクティビティ「キッズプログラム」が実施されているホテルをまずは探すといいですね。

【関連アンサー】バンコクでシッターサビスのある「マリオット」
キッズプログラムは、アジア圏のリゾートなどでもほとんどの場合英語で行われますが、言葉はわからなくても遊びを通じて子どもは通じ合えるようです。
ただし、キッズプログラムに参加可能な年齢は4〜5才以上のところがほとんど。

また、オフシーズンはプログラムをお休みしていることも多いので、滞在時の状況の確認をお忘れなく。

【日本語サービス】日本語サポートつきの海外保険に入っておきましょう

最後に「日本語を話せるスタッフ」がいると、なにかと便利です。

もし、急に子供の具合が悪くなった場合など、現地の言葉では症状がうまく伝わらないこともあります。

また、英語による診断を理解したり、処方箋に書かれたクスリの内容も確認する必要があります。

ハワイやグアム、サイパンなど、日本人が多く訪れるエリアのホテルでは、日本語サービスがある場合がほとんどですので、さほど心配はいりません。

しかし、アパートメント・ホテルに限らず、上記リゾートのように日本人が数多く訪れるエリア以外では、日本語サービスは期待できません。

現地での言葉に不安がある場合は、電話で24時間の日本語サポートのある「海外旅行保険」に加入していくことをオススメします。

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欧州をはじめとする「アパートメント・ホテル」はブッキング・ドットコム Booking.comで豊富に紹介されています。

【関連くちこみ】「Booking.com」で家族向けホテルを探す

いろいろ調べて、快適な旅行にしてくださいね。

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