【てくてく*シンガポール02】見て触って参加して…楽しみながらアジアゾウ保護に貢献できる「エレファント・パレード・シンガポール」 - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 12.02.02

【てくてく*シンガポール02】見て触って参加して…楽しみながらアジアゾウ保護に貢献できる「エレファント・パレード・シンガポール」

アジアゾウを守ろう…という楽しいイベント

街のいたるところに、カラフルなゾウが出現!

こんな楽しいアート・イベントが、2011年11月〜2012年1月の3ヵ月間に渡りシンガポールで開催されました。


↑2011年11月11日〜2012年1月11日まで、シンガポールの街じゅうで開催されたアート・イベント。

その名も、「エレファント・パレード・シンガポール2011 Elephant Parade Singapore 2011」。

旅キッズママなら、アジアでゾウ乗りアクティビティーを体験し、魅了されてしまった人も多いのでは?

でも、ゾウが暮らせる場所は年々狭まり、その数も減少しています。

この「エレファント・パレード」は、オランダ人のマーク・スピッツ Mike Spitsとその息子が、タイ・チェンマイに旅行中、地雷で脚を失った1頭の子ゾウとの出会ったことから発足したイベント。

主旨は、ズバリ「アジアゾウを守ろう」というもの。

絶滅の危機に瀕しているアジアゾウの現状を周知し、イベントを支援するアーチストやスポンサーの賛同を得て、資金を集めるのが目的です。


↑「WE LOVE MOSHA」という作品。モシャとはイベント発足のきっかけとなった地雷で脚を失った子ゾウですが、エレファント・パレードの収益により義足を使って歩けるようになったそう。

これまで、2007年のロッテルダムを皮切りに、ロンドン、アムステルダム、ミラノなどヨーロッパのおもな都市で開催されてきましたが、今回はアジアで初となる記念すべきイベントなのだそう。

ゾウがアートになるととっても楽しい!

シンガポール中に展示されているゾウは、なんと162頭!

立ち姿はもちろん、鼻をあげていたり、座っていたりとさまざまなポーズのゾウたち。


↑街頭にもたくさん並んでいて、お気に入りの前で写真撮影する人たち同士の交流も生まれます。

どれも個性豊かなゾウたちですが、これらは世界各国のアーティストたちが象のボディをキャンバスに見立て、腕をふるってペイントしたものなんです。

映画「ハリー・ポッター」シリーズのロン役でおなじみの俳優ルパート・グリントや、歌手レオナ・ルイス、デザイナーのポール・スミスなどが手掛けたゾウもいました。


↑手前の赤いゾウが、ポール・スミスのデザインによる「STARBURST」という作品。


↑公式マップ。これを見れば、どこにどんなゾウがいるのか一目瞭然。裏面には、すべてのゾウの名前とアーティスト名が出ています。

サイケでシュールなゾウたちも

こちらは、セントーサ島と本島を結ぶ「セントーサ Sentosa」駅直結の巨大ショッピングモール「ビボ・シティ VIVO CITY」。


↑1階エントランス前の広場やロビー、屋上などに合計26頭のゾウが置かれました。

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↑息子は、ゾウを見つけると駆け寄ってかならず鼻にタッチ。

ゾウはオークションで購入することも可能

こちらは、「シンガポール美術館 Singapore Art Museum」。

ゾウたちは、毎回開催都市に展示するために新しく製作され、展示が終わると競売大手「サザビーズ」によってオークションにかけられます。

オークションで得た収益や、ミニチュアサイズのオブジェ、オリジナルグッズなどの売り上げの一部は「アジアゾウ基金The Asian Elephant Foundation」や「シンガポール野生動物保護機構 Wildlife Reserve Singapore」を通じて、ゾウの治療や保護育成のために使われます。

今回のオークション(すでに終了)では、178万Sドル(約1億700万円)の収益が上がり、そのうち44.5万Sドル(約2700万円)が寄付されるとのことです。

企業スポンサーもガンバっています

期間中は、アーティストによるライブ・ペインティングや、希望者が参加できるワークショップも開催されていました。

ワークショップでは、小さな白いゾウと絵の具のセットを購入し、自分の好きなように色を塗ることができます。

シンガポール切手博物館 Singapore Philatelic Museum」では、子供のためのワークショップも開催していました。

そのほかにも、たくさんの企業スポンサーも賛同。


↑「TANGS」というデパートがイベントに協賛。ミニチュアのゾウや公式カタログ、ポスターなどを販売。オンラインショップでも購入可能。


↑無印良品がスポンサーの「RE-BIRTH」という作品。パラゴン・ショッピング・センターで、日本人アーティスト Noriko Suzuki Oboscoさんによるライブ・ペインティングが行われました。

楽しみながら参加することでゾウを守れる

イベント最終の4日間は、ゾウたちが「シンガポール植物園」の湖のほとりの広場に大集合!


↑植物園での、イベント会場への目印。

「SAY GOODBYE TO ALL THE ELEPHANTS AT BOTANIC GARDENS」と題されたイベントには、雨模様にもかかわらず、たくさんの人が訪れていました。

オークションでの購入を希望する人にとっても、すべてのゾウを下見するチャンスでもあります。

わが家は、記念に15センチのミニチュアを購入。


↑シンガポールの地図がかわいらしく描かれている「ONE DEGREE NORTH」という作品。

たまたまアーティストがギャラリー・ストアに来ていて、ゾウと証明書にサインをしてくれました。


↑マーライオンも描かれています(右端)。こうしたミニチュアもすべてハンドメイドで、こちらはお値段158 Sドル(約1万円)。

この「エレファント・パレード」ですが、次回の開催地は未定。

次回のシンガポールでのイベントも不明ですが、とても素晴らしいイベントだったので今後の動向には要注目です。

今回展示されたゾウの多くは、シンガポール動物園やショッピング・センターがスポンサーになっていたので、いずれシンガポールの各地に戻って来ると思いますよ。

エレファント・パレード

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