Published on 08.07.10
【バンコク】タイが無法地帯と化す水かけ祭り「ソンクラーン」を楽しもう
水をかけあうのが楽しい「ソンクラーン」
タイには「ソンクラーン」という、タイの旧正月に水を思うぞんぶんかけあう「水かけ」祭りがあります。
ソンクラーンは、4月13〜15日にバンコクをはじめとするタイ各地でおこなわれているお祝い行事として世界的にも有名です。
もとは新年に家族が集って仏像や年長者に水をかけて「敬意を払う」ためのものでしたが、この時期のタイはもっとも暑い「暑季」。
水をかけ合うことだけが目的化されて、一大イベントと化しているのが現状です。
僧侶以外であれば居あわせた人には誰彼かまわず水をかけてもいいルールとなっているようで、お祭り気分で酔っぱらいも続出するとか。
ある意味この時期のタイはエキサイトした「無法地帯」なので、水に濡れたらまずい革製品やデジタル製品などは持ち歩かないほうが賢明です。
また、ソンクラーン期間中は休業になるお店も多いのでご注意を。
本場のソンクラーンを楽しむ
今回のタイ旅行で、ソンクラーンになんとか間にあった私たち。
しかし、数年前に経験した水祭りとはまったく赴きが異なり、おそろしいほどにパワーアップしていました。
あまりの迫力に「怖い、行きたくない」を繰り返す水嫌いの娘。
それでも、「日本の子供代表で戦うのじゃ！」とけしかける私たちなのでした。
水鉄砲を持たせ、なにごとも経験と出かけることに。
夫が日本で見立ててきた、気合いの入ったプリントTシャツに着替え、戦闘態勢万全な状態で街に繰り出したのでした。
盛りあがるカオサン・ストリート
ソンクラーンで盛り上がるのは、やはり観光客が多く訪れる「カオサン・ストリート」。
タクシーで出かけましたが、奥までは入れないということで途中で降ろされてしまい歩くこと5分。そこで最初の「水鉄砲」攻撃を受けました。
でも、水鉄砲なんてかわいいもので、ひどいとバケツごと水をかぶせてきます。まるで憂さ晴らしです
おごそかな雰囲気の日本のお正月とは大違いですね…
顔には白い粉を泥状にしたもの（ベビーパウダーのような清涼感がある粉）を塗りたくられ、水をかけられる。これぞ、暑い国ならではのイベントだと思いました。
夜、このお祭りにいく場合はカオサンロードの中心地へは入っていかないでください。
観光客とタイ人が溢れかえっていてまっすぐに歩けないほどの人ごみなので、背の低い子どもはタイヘンな思いをします。
横の通りへ差し掛かった時点で、辺り一帯はすでにぐじゃぐじゃになっていました。
娘は戦意喪失し、すでにどよーーんとしています。
やる気があるのは私だけ！
かける水がないので、路上で氷水のなかに浮かんで売られていた飲料用の大きなペットボトルの水を10バーツで2本購入。やたら冷え冷えです。
戦闘開始！ とばかりにペットボトルを握りしめて通りに出陣すると、タイの母子が娘にふたりして水をかけているじゃないですか！
かける水すら持ってない娘はいまにも泣きそう。
そこで、パカっとどん冷えの水を開封し、ペットボトルを頭の上から思いっきり押したら、そのママに全部かかりました。
先ほどまで氷水でキンキンに冷やされた水が、です。
思わずやり返してきたママでしたが、あまりの冷たさに戦意喪失した模様。
夫は「あれは冷たかろう」とつぶやき、コグマは「ママ、強い」といって後ろに隠れました。
そのあともキンキンに冷えた水で迎撃した私ですが、それぐらいの根性がないとやられっぱなしで妙にフラストレーションのたまるお祭りになります。
ここではローカルルールに従って楽しんだほうがいいと思います。もちろん、恨まれたりしませんのでご安心を。
カメラなどはビニールにしまってください
その後、われわれはトゥクトゥクに乗って帰路についたところを、ドラム缶（！）で水を浴びせられました。
私と夫はとっさにカメラをかばうのがやっとで、娘は真っ向から水をかぶってしまい呆然。固まっていました。
ホテルの前で服の水をしぼり、しばらく水を切ってからロビーに入りましたが、恥ずかしくてこそこそ部屋へと逃げ帰りました。
祭りの最終日にもう一度娘を誘ったら、「ママがひとりで行きなさい」と冷たくいわれてしまったので、行きませんでした。
でも、水の好きな活発なお子さんなら楽しめると思います。
カメラはかならずビニール袋にしまうようにして、子どもは水着にTシャツくらいのキモチで臨んだほうがいいでしょう。
海外旅行を便利にするサービス PR
・格安ツアーと航空券なら「H.I.S.」
・JALマイラーなら「JALパック」
・格安ツアーは「ABロード」で検索
・空席のみ検索して即予約「トルノス」
・ポイントもバッチリ「楽天トラベル」
・エアアジアは「Expedia」で予約
・定番の予約サイト「エクスペディア」
・プチホテルも網羅「Booking.com」
・アジアのホテルに強い「agoda」
・海外OPツアー予約の定番「Alan1」
・ハワイに強い「ダラーレンタカー」
・家族特約つきなら「JCBゴールド」
・子供専門英会話「リップルキッズ」
