Published on 12.03.22
【フィリピン＊2012】「シピルス CPILS」のジュニア留学担当者に訊く…学習内容やガーディアン制、子供たちの様子について
【基礎編】ジュニア留学のレッスンを見学させてもらいました
【施設編】学校内で利用できる施設やサービスをチェック
【滞在編】気になる学生寮のお部屋を拝見（2人＆4人部屋）
【インタビュー】親子留学中のサムスンの元エンジニアパパに訊く
【インタビュー】担当者に訊く、ジュニア留学の学習内容や滞在法 ◀
「ジュニア留学」を知りつくした担当者に話を聞きました
これまで、「シピルス CPILS」におけるジュニア留学＆親子留学について取材してきました。
学校の施設や授業も見学したし、親子留学中のパパからも話が聞けました。
残すは、ジュニア留学を知りつくしている担当者に話を聞くしかない！
…ということで、今回はジュニア留学のマネージメントをしている「Feny」さんに、ジュニア留学の実際について訊いてみました。
↑Fenyさん。シピルスで働きはじめて9年目となるベテラン。2010年5月に、子供たちの世話係「ガーディアン」先生のまとめ役としてジュニア留学担当マネージャーに就任。
■ジュニア留学について教えてください
ジュニア留学は、親が同伴せずに子供たちだけで留学できるプランです。
子供たちの面倒をみる「ガーディアン」という世話役の先生がいるので、親がいなくても安心して滞在することができます。
ジュニアの受け入れを開始したのは2009年1月なので、すでに3年の実績があります。
スタート当初は、14人の韓国人の子供たち対して「ガーディアン」が1名ついていました。
しかし、現在では子供2名につきガーディアンを1名つけているので、より細やかなケアができる体制が整っています。
生徒の数はどんどん増えていて、2012年冬には80名の子供たち（韓国人）がジュニア留学しました。
ある程度留学期間は選べるのですが、ほとんどの子供たちが最長期間となる8週間滞在して、めいっぱい英語を勉強して帰国しました。
■どのような学習内容になっているのですか？
ジュニアでは、月〜金の朝8時〜18時まで、毎日7コマのレッスンを設けています。
マンツーマン（50分）が4コマ、グループレッスン（80分）が3コマあり、夕食後も予習や復習、水泳などの身体づくなど、就寝時間の22時までスケジュールがギッシリ詰まっています。
レッスン内容も、レベルごとに学習計画を立て、テキストも体系化させるなど逐一改善しています。
マンツーマンのレッスンでは、リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングを行います。
個人レッスンの先生は、キホン的には同じ先生が受け持ちます。
もちろん、相性もあるのでリクエストによっては変わることもありますが…
グループレッスンでは、出題された語彙に対して10の文章を作成する…といった宿題を出したりしていますね。
効果測定のために、毎週金曜にジュニア向けにつくったミニテストを実施しています。
ジュニアも、シピルス共通のレベルわけテストを入学時と最後の週に受けるシステムとなっています
8週間の留学では、「1M」→「2H」（ビギナーから基礎会話ができるレベル）へ、「2L」→「3M」か「3H（基礎会話から日常会話ができるレベル）に3〜4レベルアップしています。
■学習時間以外の、子供たちの過ごし方は？
子供たちが滞在するのは、通常ふたり部屋。
そこに、ガーディアンのベッドを入れて子供たちと寝食を共にします。
もちろん、女の子には女性の先生がつき、男子には男性の先生がつきます（ただし、小さな男の子には女性がつくことも）。
高校生の場合、ガーディアンがみる時間は21時までですが、ガーディアンと一緒でなければ外出もできません。
ちなみに、2011年5月からレッスンの合間にスナックタイムを設けています。
以前は個別に売店で購入するスタイルでしたが、食べ過ぎたりすると食事に響いていたので、よりヘルシーな食生活ができるようになりました。
■ガーディアンにはどのような役割があるのですか？
ガーディアンには、父母、兄弟、そして友人の4つの役割があります。
ガーディアンは世話役という位置づけなので、授業は別の先生が受け持ちます。
中学生以下の子供とは寝食を共にするほか、夕食後のあとの復習（19時〜21時）はガーディアンが教えることになっています。
土日もアクティビティや買い物などに同伴するので、ガーディアンの休みは週に1度12時間程度しかありません。
そのため、ガーディアンは独身の若い先生がほとんどですが、最長で3ヵ月も同じ生徒をみるガーディアンもいるんですよ。
やりがいのある仕事ですし、稼ぎたい先生にはちょうどいい仕事でもありますね（笑）。
■日本の子供たちの様子について教えてください
日本人は最初はシャイだけど、慣れるとどんどんフレンドリーになっていきます。
カベにすがりついて「ママ…」と泣いていた子もいましたが、それも最初だけ。
卒業式には、堂々と英語でのあいさつができるようになります。
日本人は慣れるまで2週間くらいかかりますが、韓国の子供たちは2〜3日もすれば慣れてしまう子供がほとんど。
彼らは自己主張が強いし、英語でしゃべろうとするのでそれが伸びる力となっています。
でも、伸び率は日本人も韓国人も変わらないと思います。
日本人の場合、2週間で帰ってしまうこともありますが、2週間はちょうど英語にも慣れて楽しくなってくる時期。
これではもったいないので、6週間〜8週間くらい留学期間をとってもらえるとより効果的な留学になると思いますよ！
■留学するまえにやっておくべきことは？
ぜひ、日本では英語のリーディングをしてきてほしいですね。
日本の学校で勉強した内容は、ここではあまり役に立たちません。
英語のドラマや歌を聴いて、具体的な表現を身につけるととても役に立ちます。
書店に行けば、「ESL」（English as a Second Language、 英語を母国語としない人のための英語教育）のために編集された本もあるはず。
たとえば、10代向けだと英訳された「星の王子さま The Little Prince」や、ヘミングウェイ「老人と海 The Old Man and the Sea」がいいですね。
音楽では、「ジャスティン・ビーバー Justin Drew Bieber」や「マイリー・サイラス Miley Cyrus」、「セレーナ・マリー・ゴメス Selena Marie Gomez」がいいですね。
海外ドラマでは、「グリー glee」や「ハイスクール・ミュージカル High School Musical」が楽しめると思いますよ！
ーーありがとうございました！
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