【子連れ海外旅行】米間の「オープンスカイ協定」締結により、さらなる運賃値下げや利便性の向上が期待できる!?


Published on 09.12.18

【旅*流儀61】日米間の「オープンスカイ協定」締結により、さらなる運賃値下げや利便性の向上が期待できる!?

国際線の自由化が進んでいる

このところ、ニュースでよくとり上げられている「オープンスカイ open sky」。
オープンスカイとは、「国際航空における規制の自由化」のこと。
現在、日本の国際線の便数や路線などは政府間で決めたルールに従って設定されています。

しかし 12月12日(日本時間)、日米間で「オープンスカイ(航空自由化)協定」締結に合意したことから、いよいよ空の自由化が実現することになりました。

2010年10月からは、航空会社が自由にルートや便数を設定したり(羽田空港除く)、コードシェア便(提携航空会社間の運航)では第三国の航空会社と提携可能となります。

日本にとってはじめての「国際線の自由化」ですが、すでに米国間とEU、韓国と中国がオープンスカイ協定に締結・合意していることから、世界的な自由化の流れに乗ったカタチとなります。

一般人には関係のないことのようですが、これって旅行好きには喜ばしい協定なんです。

この自由化により期待するのは、やはり運賃の値下げ。

航空会社の競争が激化することで、さらなる運賃引き下げという利用者には嬉しい事態になることも予想されます。

羽田と成田はどうなる?

2010年10月といえば、羽田空港の新滑走路(第4滑走路)の利用が開始されますよね。

【関連くちこみ】欧米へも直行便が就航予定の羽田新滑走路

羽田空港の国際線発着枠が増えるわけですが、深夜、早朝発の国際線定期便の枠は、すでに米系航空会社が1日4便運行すると決まっているようです。

日系航空会社も競争条件を同じにするために、羽田発アメリカ行きは1日4便になるとか。たとえば、羽田発午前0時〜午前2時くらいの便でアメリカ行き、という感じでしょうか?!

仕事を終えてから深夜に出発することもできそうですが、子連れにこの時間帯はつらいですね。機内でミールサービスがあるとして、離陸後1時間後としても真夜中の食事になったり……

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いっぽうの成田空港はどうなってしまうのでしょうか?

成田では現在の発着枠のうち米系航空会社が28パーセント利用していますが、日本はこれまで「米系のシェアが高すぎる」と言ってきたそうです。

このため、不平等を是正するために、成田の発着枠の米系航空会社の割合をさげることになったようです。

これにより、新規参入する航空会社が増え、世界各国、各都市が近くなることが期待できます。また、利用者にとってより利便性の高い乗り継ぎ便なども実現する可能性もあります。

実際、成田にはアジアやヨーロッパの航空会社(格安航空会社も含む)から新規就航の希望が多数寄せられているそうです。

競争激化のなか、生き残りを模索する航空各社

先日、ANA が同じスターアライアンスに所属するユナイテッド航空とコンチネンタル航空の3社で日米間の旅客航空事業を統合する、と発表しました。

これにより、路線や便数を効率的に割り振り、運賃や割引制度を基本的に同じにして、受け付けカウンターも共同経営するようです。

「削減したコストで運賃値下げをし、利用者に還元!」となれば、うれしいしいお話ですね。

いっぽうのJALはデルタ航空からの資本を受け入れ「スカイチーム」に移籍することが有力になったそうです。

オープンスカイを見越して、これからも航空各会社は存続を懸けたさまざまな動きがありそうです。

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