子どもの学校選びや英語はどうする?日本人がハワイで学ぶための学校事情


Published on 09.01.19

【ハワイだより18】公立や私立はどう違う? 日本語学習はどのように継続させる? ハワイにおける学校の選び方

ハワイでの学校選び

仕事の都合でハワイに転勤することになったり、語学習得が目的で母子留学をしたりと、いろいろな理由でハワイに在住している日本人がたくさんいます。


↑公立、私立ともにたくさんの学校がありますが、日本人に人気が高い学校はたいてい決まっています。

子どもがいると、一番気がかりなのが学校のこと。英語に囲まれた環境へ、子どもだけで飛び込ませなければならないので、心配は尽きません。

まずは、学校選び。以前公立学校の越境について触れましたが、ハワイにももちろん公立のほかに私立という選択肢もあります。

【関連くちこみ】ハワイで公立小学校に入るための豆知識


↑学校関係のフリーペーパーもいくつか出ていて、情報ゲットには欠かせません。

日本と同じように、私立の学校には共学のほか男子校や女子校、キンダーガーテン(日本の小学1年生)から高校までの一貫教育や、または小学校だけ、中高だけなどいろいろな学校があります。

ほとんどの学校では入学試験があるので、英語力がある程度ある場合を除いては、日本から来て、すぐに私立に入るのはムズカシイ場合がほとんど。

私立を希望していても、外国からの生徒を受け入れている一部の学校に入ることができなければ、公立の学校に入学することになります。

私立の一部の学校と、多くの公立学校には「ELL」(English Language Learners)というプログラムがあり、英語が第二言語となる生徒たちをサポートしてくれます。

入学時に英語力のテストを受け、ELLに入ることが決定すると、授業時間の一部が英語力アップのための特別プログラムに使われ、ネイティブスピーカーの子どもたちの英語力に近づけるよう指導を受けます。

晴れて十分な英語力を身につけたと認められると、ELLは終了。学校によって、また個人差もありますが、1~4年ほどかかって終了するケースが多いようです。

公立では日本人が多く通う学校ほどELLのプログラムが充実しているといわれ、また私立ではELLの場合は学費にプラスして別料金を支払わなければならない学校がほとんどです。

ちなみに、公立で人気がある小学校は、カハラ地区のカハラ、ウィルソン、ワイアラエ、マノア地区のノエラニ、マノアなどが日本人に限らず人気があります。

また日本人が多く住んでいる学区の「アラワイ」には在籍する日本人生徒が多く、ELLが充実しているようです。

日本語もちゃんと身につけてほしい

また、英語と同じくらい気になるのが「日本語」。

将来日本に帰国する可能性があるかどうかにかかわらず、日本人であれば日本語を話し、読み書きができるように教育をしたい、というのが親心。

私は学生のころ「帰国子女って、英語も日本語もできていいなー」なんてカンタンに考えてみましたが、実際にはバイリンガルになるためには相当の努力が必要なんだということを、ハワイに住むようになって痛感しました。

英語圏に行けば自然と英語が身に付くというものでもないし、日本人だからどこにいても日本語が話せ、読み書きができて当たり前、なんて単純な話ではないのです。

ハワイには全日制の日本人学校はなく、週に一度、土曜日だけ通う日本語補習校が一校あります。

在籍している生徒は、全学年あわせて434人。幼稚園の年中から中学3年生までがあり、日本人の先生に日本と同じようなスタイルで授業を受けます。

週に一度の授業で、日本の学校が一週間で学ぶことを詰め込まないとならないため、授業はハード。たくさんの宿題にも追われることになります。


↑ハワイの公立学校では教科書は貸与なので実際には子供たちは教科書は持っていません。写真は、古本を購入したもの。

小学校低学年までが国語と算数だけを勉強し、高学年以降は社会科を勉強する場合もあります。カリキュラムが度々変わるので、なんともいえないのですが確実に勉強するのは国語と算数です。

日本語学校に通わない場合は、日本からの通信教育を利用したり、少数派ですが日本語を学べる塾に通って勉強する子どもたちもいるようです。

現地校のアフタースクールなどで日本語のクラスを行っているところもありますが、いずれも日本でいう英語教室のような感覚で、日本人の子どもが年齢に合った日本語を学ぶようなレベルとは程遠い場合がほとんど。

日本語学校に通うにしても、他の方法で日本語を学ぶにしても、日本で学校に通う子どもたちと同じレベルを保つには、並大抵でない努力が必要になるのです。

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