Published on 09.02.02
【サムイ】豪華な食事に盛りだくさんの催しものも用意されている…大晦日の晩に開催される「ガラディナー」の楽しみ方＜インペリアル・ボートハウス・ホテル編＞
サムイ島でガラディナー
この冬は、タイのサムイ島で大晦日のガラ・ディナーを体験しました。
「ガラ・ディナー Gala Dinner」というのは、ホテルでクリスマスや大晦日など、特別な日に提供されるディナーのこと。
パーティ会場が用意され、バンドの演奏やショーなどが催されます。
ガラ・ディナーは、宿泊した「インペリアル・ボートハウス・ホテル Imperial Boat House Hotel」主催のもの。
ホテルでは大晦日の2日前から、朝食時に特設のカウンターを設置し、ガラ・ディナーの座席の予約受付がはじまりました。
この時期のサムイは雨季。
晴天時はガーデンで、雨天時はホテルのレストランとラウンジをフルに利用した座席表が前もって用意されていたので、晴天時と雨天時の両方の希望の席を取り、チケットに記入してもらいます。
アットホームなもてなし
当日は午前中雨模様だったので、けっきょく雨天時用のセッティングでガラ・ディナーが行われることに。
会場は、クリスマスツリーやお菓子の家、風船などで飾られ、パーティらしい雰囲気がいっぱい。
午後6時45分からバンドの演奏と飲み物のサービスがはじまり、午後7時半からディナーがスタート。
会場に着くと、参加者の首に蘭の花のレイがかけられます。
予約しておいた席に案内されると、テーブルのうえにはクリスマスハットやラッパ、クラッカー、でんでん太鼓などのパーティグッズが用意されていました。
ビュッフェはテーブルの周りをぐるりとかこみ、さらに廊下のほうにまで並べられるほどの種類の多さ。
料理はキレイに盛り付けられた前菜各種をはじめとし、大きなロブスターやカニ、牡蠣、蛤などの魚介類のバーベキューや、その場でスライスしてくれるローストビーフ、ローストマトン、希望の焼き具合に焼いてもらえるステーキもありました。
タイ料理もカレー類をはじめ、定番の料理が並びます。デザートもケーキやフルーツが豊富に用意され、とても全種類は食べきれませんでした。
催しものも盛りだくさん
ステージでは、生バンドの演奏が行われ、合間にプレゼントの当たるくじ引きが催されました。
当選者の部屋番号とテーブル番号が呼ばれ、ステージにあがると、そこで5枚の封筒から1枚を選びます。
司会者が封筒を開けて、当選品を発表。賞品はワインやホテルのノベルティグッズなどが、きれいにラッピングされて渡されます。わが家は残念ながら、当選しませんでした。
その後、ホテルのスタッフによるタイの民俗舞踊のショーなどもあり、一生懸命練習したんだろうなという雰囲気が伝わってきました。衣装もハンドメイドで、学芸会の発表のようなのが微笑ましかったです。
時間が過ぎるにつれ、バンドの演奏に合わせてそこかしこにダンスの輪ができていきます。
宿泊客の子供たちも、ステージにあがって、ダンス、ダンス、ダンス。
うちの娘は、ステージにかじりついて演奏を見ていたくせに、「恥ずかしい」と言って決してステージにあがろうとはしない小心者。
懐かしいディスコ・ナンバーやロックンロールの演奏が続き、ほろ酔い気分も手伝って、いても立ってもいられなくなり無理やりフロアに連れ出して一緒に踊りまくりました。
わが家では、大晦日だけは子供たちは寝なくてもいいことになっています。
はりきって「朝まで起きてる」とガンバっていた子供たちですが、昼間めいっぱいプールで遊んだので、まず下の子が10時ごろに夢のなかへ。
プールに付き合わされて疲れていた夫が、部屋へ連れて帰り、一緒に寝てしまいました。
年越しの瞬間花火が打ち上げられ…
娘と私は踊り続け、やがて午前0時が近づいてきました。
そこへステージから「雨があがったので花火を打ち上げます。ガーデンのほうに移動してください」と。
カウントダウンがはじまり、午前0時になった瞬間、大きな花火がつぎつぎと打ち上げられ、娘と私の目は空にくぎづけ。
ガーデン内から打ち上げられる花火は、とても近く大きく、日本の花火大会でもなかなかこんな近くでは見られないでしょう。
花火が終わると、周り中でクラッカーを鳴らす音と、「Happy New Year!」の声が飛び交います。娘と私もクラッカーを鳴らして新年をお祝いしました。
娘がもう眠たそうだったので、一度一緒に部屋へ戻り、娘をベッドに入れてから私はひとりで会場に戻りました。
どうせならオシャレして楽しみたい
ステージではバンドの演奏が再開され、最後まで残った参加者がダンスに興じています。
日本人の宿泊客はほかに2組いたのですが、2組とも食事を終えるとすぐに部屋に帰ってしまったので、私以外はすべて欧米人。みんな陽気にパーティを楽しんでいました。
海外のホテルでは、ガラ・ディナーのある日に宿泊すると、宿泊料金にこのディナーの料金が強制的にプラスされるホテルが多いです。
ガラ・ディナーに参加してもしなくても、その日に宿泊するならかならず払わなければならないお金ですので、どうせ支払うなら参加して元を取っちゃいましょう。
今回の、インペリアル・ボートハウス・ホテルでのガラ・ディナーの料金は、大人ひとり5500バーツ（約1万4000円）、子供が半額のひとり2750バーツでした。
アジアのリゾートホテルでは、服装に気を使わなくても大丈夫ですが、ヨーロッパのホテルなどではドレスコードが設けられていることが多いので、参加する場合はご注意を。
アジアン・リゾートでも、女性ならこのガラ・ディナー用に、ちょっとオシャレなドレスを用意していくのもいいと思います。
欧米の女性は、上手にトロピカル・ムードを取り入れた装いで、おめかしして参加している人が多いです。
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インペリアル・ボートハウス・ホテル
住所：83 Moo 5, Choeng Mon Beach, Samui
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