【NY*21】かつて1200万人がこの島から入国した…アメリカ移民の歴史を展示した「エリス島移民博物館」 - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 11.10.29

【NY*21】かつて1200万人がこの島から入国した…アメリカ移民の歴史を展示した「エリス島移民博物館」

自由の女神をみたあとはエリス島へ

2011年3月、8才の息子とニューヨークへ9日間の旅行に出ました。

今回の旅の目的のひとつ、「自由の女神 Statue of Liberty」見学を終えたあとは、「エリス島 Ellis Island」へ向かいます。

 

もし、時間がない場合は、フェリーはいったエリス島に止まりますが、下りずにそのまま乗っていればマンハッタンへ戻れます。

リバティ島のフェリー乗り場の近くには、リフレッシュメントを販売している建物と、インフォメーションセンターもあります。

【関連くちこみ】リバティ島では念願の「自由の女神」を見学


↑こちらが売店。


↑こちらはインフォメーションセンターです。

私たちが帰るころにはちょうどフェリーが到着して、これまたたくさんの人が自由の女神を見にフェリーから下りて歩いていました。

エリス島には、かつて移民局があった

さて、有名な自由の女神とくらべ、「エリス島」の認知度はイマイチかもしれません。

この島は、1892年から1954年の間移民局があり、アメリカを目指してやってきた人々の入り口となっていました。その間の移民は1200万人。

現在のアメリカ国民の3分の1の祖先は、エリス島から入国したと言われています。

当時の交通手段は船だけだったので、島に移民局があることにより取り締まりもしやすかったよう。

現在、その移民局は「エリス島移民博物館 Ellis Island Immigration Museum」として内部や、移民の人々の家財、写真などが展示されていています。

 

自由の女神のあるリバティ島からは1キロ弱なので、あっという間に到着。


↑エリス島のフェリー乗り場。


↑エリス島移民博物館。


↑レンガ色が映える、ステキな外観です。


↑なかへ入って、すぐに移民たちの荷物(昔のスーツケースやカゴ)が展示されています。左手に、オーディオツアーレンタルスペースがあり(ツアーは45分。自由の女神見学も込みで大人/8ドル、子ども/7.25ドル)。

チケットの購入は、現地のチケットブースか「スタチュークルーズ」サイトにて。

私たちは「ニューヨーク・パス」を利用しました。

【関連くちこみ】自由の女神にも使える「ニューヨーク・パス」

第一次世界大戦下には、エリス島の移民者収容施設には日系移民が8000人ほど収容されていた時期もあったそう。

自由の女神にくらべると、息子にとってはものすごく楽しいところ、行きたいところではありませんでした。

それでも、これまで知識としてなかったことを学ばせるいい機会であり、展示品をひとつひとつ説明することにより、理解できたよう。

さすがに8才なので、帰国後も細かいところまで覚えていたので連れて行ってよかったと思いました。

現在の入国審査に通じるものが

2階には、「登録室 Registry Room」があり、かなり広い。

入国審査に必要な29の質問があり、姓名、出生地、職業、アメリカ内での行き先、手持ち金額などが問われたよう。いまの入国審査とそれほど変わりませんね。


↑移民が入国するまでのプロセスが書かれた案内がありました。ニューヨーク到着後はエリス島で健康チェックを受けて、その後法的チェックを経たあと、晴れて審査に通るということだったようです。

実際に医師が診察で使用した、医療機器も展示されていました。


↑医療機器の奥に写っているアルファベットは、視力検査のときに利用されたようですね。

アメリカに入国した歴史は興味深い

同じ階に「Peak Immigration Years」(移民の最盛期)という部屋がありました。

そこには、当時の移民の到着したばかりの写真(かなりの人)が。

そして、到着地と人数が書かれてたボードがあったりと(ニューヨークが圧倒的! 2位がバルチモアとは意外)、興味深い展示がたくさんありました。

反対側は「Through American’s Gate」(アメリカ門をくぐって)という標識があり、その奥には聴取室がたくさんありました。

移民たちが大切に持ってきた品々も展示

3階に上がると「Treasures from Home」(母国から持参した大切な物)という展示室があり、そこにはアメリカに持ってきた数少ない宝物(服、楽器、装飾品など)がありました。

また、移民たちの写真があり、けっこうインパクトのある日本人の男の子の写真もありました。

移民たちが一時的に留まったドミトリーも見学できます

2階から3階は、真ん中が吹き抜けになっていてまわりにドミトリーがあります。

実際の部屋のなかも一部見ることができましたが、上から吊られたようなカタチの簡易ベッドが12台あり、洗面台が付いているとても簡素な部屋。


このエリス島移民局を無事通過した人々の3分の1はニューヨークへ留まり、ほかはアメリカ各地へ行ったそうで、入国が禁止されたのは1〜2パーセントだけだったそう。

あっという間にお昼を過ぎてしまい、かなりお腹がすいてしまった私たち。

これ以上は息子も限界だろうと思い、エリス島をあとに。

思った以上に見るところもあり、素通りせずに来てよかったと思いました。

エリス島移民博物館
行き方:ニューヨークのバッテリーパーク、もしくはニュージャージーのリバティステートからフェリー。
入場料:大人13ドル、子ども10ドル、オーディオツアー大人21ドル、子ども17.25ドル(フェリー+自由の女神の台座までの入場含む)

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