台湾では「ドラゴンボート・レース」と「ちまき」がおなじみ…5月5日の「端午節」を楽しもう


Published on 09.06.20

【台湾日和20】台湾では「ドラゴンボート・レース」と「ちまき」がおなじみ…5月5日の「端午節」を楽しもう

三大節のひとつ「端午節」

5月5日といえば、日本では「こどもの日。

台湾でも旧暦5月5日は「端午節」(ドンウージエ)と呼ばれる祝日で、春節、中秋節に並ぶ「台湾の三大節」のひとつです。

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09年は5月28日(木)が旧暦5月5日にあたり、翌日の金曜も含め4連休となったので、台北市「大佳河濱公園」で行われた「ドラゴンボート・レース」を観に行ってきました。

ボートレースが恒例行事

台湾では、「端午節」といえばドラゴンボート・レース。

その由来をかいつまんで説明すると、中国の春秋戦国時代(3世紀)、高名な詩人でもあった「楚」国の政治家、屈原(くつげん)が旧暦5月5日に入水自殺をしたことにさかのぼります。

屈原は権力抗争に敗れ国から追放されてしまった結果、楚は秦に支配され、屈原は国の将来を憂うあまり自殺。

以来、この日には屈原を偲んで河に船を出すようになり、やがてドラゴンボート・レースへと変化していったのだそう。

ドラゴンボートとは、その名のとおり、龍の飾りを施した船のことで「龍船」(ロンチュアン)と呼ばれています。

船には左右に9人ずつ座り、先頭に太鼓手が1人、旗手が1人、最後部に舵取り1人の計21人が乗り、500メートル先にある旗をとるまでの時間を競います。

地元の学生や企業などのほか、海外からの参加もあり200チームが熱いレースを繰り広げていました。

太鼓をドンドンと打ち鳴らしながら水を掻きわけ船を漕ぐ様子は迫力満点。競技を終えた選手たちはなんとも清々しく、見ているこちらまでキモチよくなるほど。

漕ぎのパワーはもちろん、左右のバランスも重要で、そのバランスが崩れると上手く前に進まないというなかなかムズカシイ競技なので、何ヵ月もまえから練習を重ねて参加しているようです。

いまやドラゴンボートレースは国際的なスポーツとして認知され、日本でも琵琶湖をはじめ、和歌山や横浜など各地で大会が開かれています。

端午節にはちまきを食べる

また、台湾では5月5日には「ちまき」を食べる習慣があります。

屈原への供養のため、人々が河にちまきを投げ入れたことから習慣化したのだとか。

台湾の「ちまき」は、具だくさんのご飯を竹の葉で包んで、蒸したり茹でたりしてつくる料理で、「粽子」(ゾンズ)と呼ばれています。

地域によってつくり方はさまざまで、家庭で受け継がれている味付けや包む具があるようです。

端午節が近づくと、市場などにお店が並ぶほか、デパートやコンビニ、ホテルからも個性的なちまきを発売します。

わが家もいろんなところからちまきをいただきましたが、どれもまったく違う味を楽しめました。

なかには冷蔵庫で冷やしてから砂糖をつけて食べるデザート感覚のものも。

端午節には卵が立つ?

余談になりますが、台湾では「端午節の正午にはタマゴが立つ」というのはよく知られた俗説。

普通ならタマゴは立てようとしてもコロンと倒れてしまうのですが、端午節の正午には地球の引力の変化でカンタンに立てることができるのだとか。

私も半信半疑で挑戦してみましたがあえなく挫折……また来年挑戦したいと思います。

みなさんもぜひ試してみてくださいね!

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