【香港虎の巻30】下町を散策しながら楽しめる「香港鉄路博物館」でノスタルジックな気分に浸ってみては? - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 10.02.27

【香港虎の巻30】下町を散策しながら楽しめる「香港鉄路博物館」でノスタルジックな気分に浸ってみては?

地味だけど、まったり楽しめる博物館

香港に数ある博物館のなかでも、地味だけど意外と楽しめる私のオススメ博物館が「香港鉄路博物館 Hong Kong Railway Museum」。

日本の鉄道ファンからもひそかに注目されている鉄道博物館です。

場所は、MRT東鉄線「タイポーマーケット 大埔墟」駅から徒歩15分ほど。

[googlemap lat="22.44756352626661" lng="114.16435360908508" width="465px" height="250px" zoom="11" type="G_NORMAL_MAP"]Hong Kong[/googlemap]

駅から博物館までは旧市街が続き、文武廟(下の写真)や青空市場など下町の雰囲気を感じながらの散策が楽しめます。

要所要所に博物館への標識が出ていますから、迷わずに到着できると思います。

公園のように思える館内は入場無料!


博物館といっても、香港と広東省を結ぶ九廣鐵路(現MTR東鉄線)の旧大埔墟駅跡地を利用した屋外施設。敷地面積も6500平米と小さく、こじんまりとした博物館です。
まるで公園かと錯覚してしまいそうな入り口から階段を上がると、1984年に香港の歴史的建造物に指定された大埔墟駅の旧駅舎が現れます。

じつはこの駅舎はちょっと特別仕様で、当時はまだイギリス植民地だったこともあり、ほかの九廣鐵路の駅舎はどれも西洋建築だったのに対して、ここ大埔墟駅の駅舎のみが伝統的な中国風スタイル

屋根部分には中国の伝統的住居の特色である縁起物の牡丹やカササギなどのモチーフが施されています。

私は知らなかったのですが、中国では赤いコウモリも縁起物のようで屋根から赤いコウモリが見下ろしていたのですが、ちょっと不気味な気分になるのは私だけでしょうか。

旧駅舎は展示館になっていて、チケットオフィスが再現されていたり、九廣鐵路の写真パネルや蒸気機関車の模型、電化以前に使用していたチケットなどが展示されています。

チケットはイギリス植民地であったため中国語と英語が併記されていたのが、日本人の私から見るとオシャレな感じがしました。

展示されている車両に乗ってみよう

旧駅舎の近くには1955年にオーストラリアから輸入された香港初のディーゼル機関車が展示してあります。

香港の車両がすべて電化される1983年まで現役で働いていたそうです。九廣鐵路のロゴがかっこいいですね。

蒸気機関車だけは屋根つきの別格扱いで展示されています。

支線が廃止された後フィリピンの製糖工場へ売却されましたが、この博物館へ保存展示するために買い戻されたそうです。

奥には緑と赤の客車5両が展示してあり、客車内は自由に見学できるようになっています。

1955年の三等車は硬い木のベンチシートで、床はタイル張りになっています。

薄暗い豆電球と大きな扇風機が時代を感じさせますね。

1974年の普通車両はシートがビニール張りの二人がけになり、通路が広々としています。

この車両は日本製だそうですよ。どうりでどこか懐かしさを感じるはずです。

1964年の一等(頭車)車両はビニール張りのボックスシートになっています。

クッションがフカフカしていて、座り心地はなかなかよかったです。そのせいか、このシートに座り込んで寛ぐ人が多かったのが笑えます。

この博物館はMTRの線路沿いにあるので、旧客車のシートに座り、ノスタルジックな気分に浸りながらふと窓の外を眺めると現在のMTRの車両が走っている、というちょっと不思議な感覚が味わえるのもおもしろいところ。

あとこの博物館のいいところは、敷地内に実際の線路が敷いてあること。

線路の上を歩くなんてめったにできない体験なので、小さな子供たちは大喜びで歩き回っていました。

もちろん喜ぶのは子供だけではありません。一眼レフを手に、夢中で写真撮影しているお父さんたちの姿もあちらこちらに。どこの国でも鉄道ファンの男性は多いんですね。

規模は小さいながらも、けっこう楽しめる鐵路博物館。おまけになんと入場無料。

ということで、敷地の片隅では近所のお年寄りたちが井戸端会議をしていたり、近所の子供たちのいい遊び場になっていたりして、なんともほのぼのとしたローカル雰囲気漂う博物館です。

入場無料ですがトイレもちゃんと清掃が行き届いていて、清潔感のある施設です。

鉄道ファンの方、小さいお子様連れの方、ローカルな雰囲気を味わいたい方、一度足を運んでみてください。

香港鉄路博物館
住所:13 Shung Tak Street,Tai Po Market,Tai Po,New Territory
アクセス:MRT東鉄線「大埔墟」駅A2出口から出て15分程度。
開館時間:9〜17時
休館日:火曜日
入館料:無料

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