【マレーシア】「MM2H」を取得し第3の都市イポーに移住した理由


Published on 13.02.19

【マレーシア*移住01】わが家が長期滞在者向けビザ「MM2H」を取得し、マレーシア第3の都市「イポー」に移住した理由

マレーシアに移住…?

「移住先としてマレーシアはどう?」と、夫がいいはじめたのは2009年ごろ。

9才年上の夫は、アーリーリタイヤと「子供の教育」というふたつの目的を果たすにはマレーシアがいいのでは…と考えたようです。

当時の私は「東南アジアの国で育児するのって、なんだかタイヘンそう~」というイメージがあり、ちょっとあり得ないなぁ…

…それよりも、「まだまだおカネがかかるんだから、アーリーリタイヤなんていってる場合じゃないでしょ!」と夫に発破をかけたのでした(笑)。


↑ペナン島の「バタフライパーク」にて。

日本だから安心?

私自身、大学では外国語学部を選ぶくらい語学や海外に興味があったので「将来子供たちには海外に飛び出して行ってほしい。でも、いまはムリよね…」と、漠然と思っていました。

そんな考えを一変させたのが、2011年3月に発生した「東日本大震災」。

当日、夫婦そろって仕事で茨城に出かけていましたが、高速が通行止めとなり、一般道もひどい渋滞。電話も通じない道中、すごくアセったのを憶えています。

当時5才と2才だった子供たちを迎えに都内の保育園に着いたのは、翌朝5時過ぎ。子供たちは、お昼寝用のふとんで先生と眠っていました。


↑イポーの友達の誕生日会で、ホテルのプールで遊びました。

その後も余震が続き、計画停電。IT関連の自営業なので、PCとネットが使えないのには困りました。

こうした経緯から「日本だから安心ということではなく、世界中どこでもなにかしらのリスクがあるのだ」と考えるように。

日本だけにこだわらず、もっと外に目を向けてみよう。

子供がまだ小さいうちのほうが海外生活にも順応しやすいし、決断するなら早いほうがいいのかもしれない…と思えてきたのです。

いかにして移住するか

私たちがこだわったのは、家族全員で移住すること。

夫と私どちらかが日本に残って離れて暮らすという選択肢は、はじめからありませんでした。

でも、海外生活の経験もなく英語もろくに話せない夫と私にとって、いきなり海外で就職、起業して就業ビザを取得するのは現実的ではありません。


↑イポーの友人宅にあったパパイヤの木。

では、ほかにどんな方法があるのか?

最初はオーストラリア、カナダも考えましたが、資金面でムリがある…そこで、はやい段階からフィリピン、タイ、マレーシアが候補に。

そのなかで、英語が話されていて、政情と治安が比較的安定しているのに物価が安いマレーシアが残りました。

マレーシアは、長期滞在者向けに「MM2H」(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)というビザを発行しています。

このビザは、一定額以上のマレーシア金融機関での定期預金と、マレーシア国外における月々の収入条件を満たせば、最長10年間滞在できるというプログラム*。

*正確には申請時のパスポートの残存期間。20才未満の子は5年有効パスポートになるので、途中で更新の手続きが必要。

ただし、このビザではマレーシアでの就業は認められません。国外の収入であれば問題ないので、どう収入を得るかについて考える必要があります。

わが家の場合、日本の会社との取引である程度収入を維持し、自宅を売却した資金をビザの定期預金に充て、それで長期間生活していけるか検討しました。

4ヵ月半でスピード移住

同時に、ネットで生活や教育について調べまくる日々。

マレーシアは東南アジア諸国のなかでも比較的治安がよく、政情も安定しています。

イギリス領だった背景があるため、アジアなのに英語が普通に話されている。そして、中国やインドからの移民が多く、中国語も学べるのが魅力。


↑イポーのオールドタウンで売られていた、いろんな言語の新聞紙。

イメージしていたよりも発展していて、「東南アジアでの育児はタイヘン」という先入観はどんどん崩れていきました。

移住を真剣に考えるようになったのは、地震から3週間ほど経った4月はじめ。イポーに移住したのは、その年の2011年8月下旬。

実質、準備にかけたのは4ヵ月半ほど。

このスピード移住に一番驚いているのは、自分たちかもしれません…

急いだ理由については、これから書いていきたいと思っています。

ドタバタでお世辞にもほめられたものではない…と、最初にいっておきますが(苦笑)。

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