【香港虎の巻37】牡蠣好きなら一度訪れたい! 牡蠣の養殖で知られる海鮮スポット「流浮山」に行こう - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 10.04.17

【香港虎の巻37】牡蠣好きなら一度訪れたい! 牡蠣の養殖で知られる海鮮スポット「流浮山」に行こう

ローカル色たっぷりの海鮮スポット「流浮山

香港はご存知のように日本同様海に囲まれた国なので、おいしい海鮮が食べられるスポットがたくさんあります。

ガイドブックなどでよく紹介されている「西貢」(サイクン)をはじめ、以前紹介した「大澳」(ダイオー)や「南Y島」(ラマ・アイランド)などの離島などは、外国人観光客にも知られている海鮮スポットです。

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でも、香港には外国人観光客には知られていない、もしかしたら香港に住んでいる人にもあまり知られていない海鮮スポットがまだまだあります。

そのひとつが、私の住む新界西にある「流浮山」(ラウファウサン)。

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今回はローカル色たっぷりの漁村「流浮山」を紹介します。

MRT「天水圍」駅からはバスで10分

流浮山へはMTR西鐵線「天水圍」(ティンソイワイ)駅が便利です。

B出口を出て、階段下にあるバス停から「K65」のバスに乗り、村落やコンテナ基地を眺めながら10分も走れば、おめあての「ラウファウサン」に到着。


ちなみに「K○○」と「K」の付く系統のバスはMRT直営の「フィーダーバス」で、MRTの駅から少し離れた地域をカバーしています。
そのためオクトパスカードを利用してMRTから「K○○」系統のバスに乗り換えをした場合、バスの料金は無料になるんですよ。オトクな制度でしょ。

【関連くちこみ】乗り物から買物まで使える「オクトパスカード」

「流浮山」は素朴な漁村の佇まい

「流浮山」という名前ですが、もちろん山のなかにあるわけではありません。

終点の流浮山でバスを降りると磯の香りが鼻をかすめ、海が近いことを感じさせます。

バスロータリー付近には海鮮レストランが数軒並んでいて、店の前にはたくさんの自転車が。

天水圍で自転車をレンタルして、流浮山までサイクリングしてくる人も多いようです。

小さな漁村なので、みどころはバスロータリーから続くマーケットぐらいです。

牡蠣の洋食で知られる「流浮山

狭い通りには、「大澳」のように乾物屋や食堂が軒を連ねています。

売っているものも大澳と大差はありませんが、大澳とくらべ牡蠣の干物やオイスターソースがたくさん売られているのが特徴です。

それもそのはず、じつは流浮山は牡蠣の養殖で有名なところなんです。

通りを抜けると海辺に出ます。海辺ではおばさんたちが牡蠣の殻を手際よく開けていました。

ここで獲れる牡蠣は、身が大きくてプリプリ。

残念ながら私は牡蠣が苦手なので「おいしそ~」とは思えなかったのですが、牡蠣好きならたまらない光景でしょうね。

天日干しされた牡蠣が並ぶ海辺

海辺の至るところで牡蠣を天日干ししています。

魚の干し物はひとつもなく、全部牡蠣というところが流浮山らしいですね。

しかし、カラカラに乾いた牡蠣はなんだか虫のよう、と思うのは私だけ? 牡蠣好きの人なら垂涎ものなのでしょうか。

もちろん干したて(?)を買うこともでき、ひっきりなしにお客さんがやって来ていました。

スープなどに入れるといい出汁がとれそうですね。

牡蠣の養殖をしているだけあって、海岸は牡蠣の殻だらけ。

なにかに加工するのか、山積みにされている殻もあります。以前はかなりの量の牡蠣が獲れたようですが、最近は水質の悪化で漁獲量も減ってきているようです。残念な話です。

中国大陸もすぐ目の前

対岸に見えるのは、中国大陸のシンセンの街。

そう、流浮山は限りなく中国大陸に近い場所。

すぐ目の前に見えている場所なのに、そこへ行くにはパスポートが必要だなんて、日本に住んでいるとなかなか想像できないことですよね。

ちなみに牡蠣の苦手な私ですが、せっかくなのでオイスターソースを1瓶購入。

店の手作りらしく、市販のものよりも味が濃厚。

おまけに1瓶27香港ドル(約330円)と安く、大当たりの一品。これで私もちょっとは流浮山の牡蠣を楽しめたようです。

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