【ANA系LCC「バニラエア」】「エアアジア・ジャパン」での反省点を強みに2013年末に就航


Published on 13.10.31

【旅*流儀227】「エアアジア・ジャパン」での反省点を強みに…期待のANA系LCC「バニラエア」が2013年末に就航

成田を拠点とした「バニラエア」

バニラエア」は、エアアジアとの合弁会社「エアアジア・ジャパン」が提携解消したため、新たにつくられたANA系LCC。

成田空港を拠点に、2013年末から就航する予定となっています。


↑機体は白をベースに後方と羽の先を黄色、青を少し取り入れた感じ。ANAのカラーが青なのでそれを少し取り入れ、同じくANA系列の「ピーチ」のピンクとかぶらないようにということでしょうか。

「バニラ」は、誰もが知っていて身近で高品質が保たれている…という理由から名づけられたとのこと。


↑制服は青を基調に黄色をアクセントにしており、かなり鮮やかなコバルトブルーという感じで目立ちます。

コンセプトは、「シンプル」、「エクセレント」、「ニューベイシック」。同業他社と差別化し、新就航に臨みます。

初フライトは、12月20日の「成田−台北線」と「成田−那覇線」(12月27日までは1日1便、12月28日からは1日3便)。

2014年1月29日には、「成田−札幌線」(1日3便)、3月1日には「成田−ソウル(仁川)線」(最初は1日2便、3月15日~日曜以外1日4便)も就航予定。

季節により、便を増減させる予定もありとのこと。

成田発なので「早朝便だとアクセスに困る」と心配になりますが、朝昼夜と時間帯も選べるので、成田が遠い人でも使えそう。

手荷物は20キロまで無料で預けられる

料金には税金、燃油サーチャージ込みの表示となり、無料座席指定ができる「コミコミバニラ」(払い戻し可能)。

さらに、座席指定が有料となる「シンプルバニラ」(払い戻し不可)、キャンペーン運賃「わくわくバニラ」があります。

台北線は片道1万円~と1万2500円~で、那覇線は7500円~と1万円~。

新就航時や期間限定の激安料金が「わくわくバニラ」としてときおり出てくることになりそう。

注目したいのは、手荷物預かりを20キロまで無料ということ(「わくわくバニラ」は有料)。

4人以上のグループには「みんなで割」という割引が適用され、家族連れを見込んでいるそう。

エアアジア・ジャパンでの問題点を生かしてバニラエア独自のサービスを行い、集客していくようです。

後発のLCCは、他社の問題点、失敗、欠点を見た上で、じっくりとマーケティングを行えるのがメリット。

バニラエアは期待できそうですね。

バニラエア

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