【子連れ海外旅行持ち物】洗濯物を素早く乾かす「ドライもん」


Published on 09.02.19

【旅モノ05】旅先でのナマ乾きの洗濯物をすばやく乾かす「ドライもん」の実力とは?

【今週の旅モノ】「ドライもん」(ラッキーシップ、実売価格714円)

サイズ:チャック付き袋/ 35×26.8センチ(外寸)、吸湿シート/ 22×15×0.6センチ、吸湿シート重量/約25グラム、材質:チャック付き袋/ナイロン・ポリエチレンフィルム、吸湿シート/ポリエステル70%、指定外繊維(ポリアクリレート系繊維)30%
■商品特徴
◉旅行中など、半乾きの衣類の保管ができる「吸湿シート」と「防湿圧縮パック」のセット
◉吸湿性の高い素材を使用した吸湿シートにより、衣類の水分をしっかり吸湿し、においの発生を抑える
◉吸湿シートは天日干しにより繰り返し使えて経済的

旅先での洗濯物をすばやく乾かすアイテム!?

乾:「半乾きの下着や汗をかいた衣類の保管に便利」とあるけど、旅行先でこういうことはよくあるの?

ひ:うん、あるよ。私もホテルで手洗いしたものがチェックアウト時までに乾ききらず、やむなく半乾きのままスーツケースにつめて帰ってきたことがあるよ。

乾:「汗をかいた衣類の保管」なんてことも?

ひ:もちろんだよ。現地で着て、洗濯できずにそのまま持ち帰る衣類はすべて数日「保管」することになるもんね。

暑い土地に出かけた場合は、とくに汗のにおいや雑菌などが心配だよ。帰宅してすぐ洗うようにはしているけれど、旅行の疲れで荷物をそのままに寝てしまい、翌朝「あちゃー!」なんてことも……

乾:ははは……なるほどね。旅行に限らず外出先で子供が洋服を汚してしまい、出先で洗って持ち帰ることなんかもあるよね。

ひ:そうだね。たいがとふたばも2才ごろまではしょっちゅうだったなぁ。乳幼児期の子供がいる家庭では外出中にはよくあることだと思うよ。

乾:なるほどね。それにしても「ドライもん」って、インパクトがある商品名だよね。

ひ:確かに。一度聞いたら忘れないよ(笑)。名前だけでなく実用性もインパクトがあるかどうか、さっそく試してみよう!

【ポイント1】吸湿シートと圧縮袋で、洗濯物を保管

乾:なかに入っているのは、「ファスナー付き圧縮袋」と「パワフル吸湿シート」のふたつだね。

この「パワフル吸湿シート」は、東洋紡の「モイスファイン」という繊維でできているんだって。

ひ:見た目は、厚めのフェルト地といった感じだね。

乾:この繊維は、押入れの除湿や床下の防湿剤にも使われていて、ウールの3倍、コットンの5倍以上という高い吸湿性能を持っているそうだよ。抗菌性や防カビ性もあるんだって。

ひ:濡れた衣類と「パワフル吸湿シート」を一緒に「ファスナー付き圧縮袋」に入れ、普通に衣類を圧縮するように丸めるだけ。作業はとてもシンプルだね。

乾:どうなるか楽しみだね。まず手はじめにハンカチで試してみよう。

ひ:お父さんのハンカチ1枚(乾燥時25グラム)と、たいがのハンカチ(乾燥時10グラム)1枚。これを洗って、私が旅先で洗濯したときにやるように、タオルで包んでおおまかな水気を取ったよ。

この状態で重さはお父さんのハンカチ48グラム、たいがのハンカチは16グラム。

では「パワフル吸湿シート」と一緒に「ファスナー付き圧縮袋」に入れてみるね。

ではこの状態で、まずは30分ほど待ってみようか。

(30分後)

乾:どう?

ひ:持ってみたカンジはさっきとぜんぜん変化なしかなぁ。計ってみるね。お父さんのハンカチが46グラム、たいがのハンカチが15グラムと、まだほとんど変化はないかな。

では、もう一度圧縮して、数時間ごとに様子を見てみよう。

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(室温約20度の部屋に放置)

◆開始から2時間後
大人ハンカチ:43グラム・子供ハンカチ:14グラム。
合計除湿量:4グラム

◆開始から6時間後
大人ハンカチ:42グラム・子供ハンカチ:13グラム。
合計除湿量:6グラム

◆開始から12時間後
大人ハンカチ:41グラム・子供ハンカチ:12グラム。
合計除湿量:8グラム

◆開始から24時間後
大人ハンカチ:40グラム・子供ハンカチ:12グラム
合計除湿量:9グラム

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ひ:1日置いてみたけれど、劇的な変化はないね。ハンカチを持つと、やはり「濡れているな」と感じるし。ただ、数値を見ると少しずつではあるけれど確実に吸湿はしているね。においも気にならないよ。

乾:まぁ、「乾かす」というより、パッケージにもあるとおりあくまでも「半乾きの下着や汗をかいた衣類の『保管』」と考えれば、この程度吸湿できればじゅうぶんなのかもね。
○ポイント:徐々に確実に吸湿。実験では24時間で9グラムも除湿。
×ポイント:劇的な変化を期待してはダメ。目的は「乾燥」ではなく「保管」と考えて

【ポイント2】「臭い」が気にならない圧縮袋

乾:「におい」についてはなにか比較するものがないと判断がムズカシイね。同程度使っているタオルが2枚あるから、それで試してみよう。

それぞれのタオルを水に濡らし、先ほどと同様に水分をとったあと、いっぽうは「ドライもん」に、もういっぽうは普通のビニールに入れてみよう。

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タオル(水気を切った状態)147グラム。

(室温約20度の部屋に放置)

◆3時間後
普通のビニール:147グラム
ドライもん:143グラム
どちらもにおいは気にならない。差はなし。

◆12時間後
普通のビニール:147グラム
ドライもん:139グラム
においにほとんど差はないが、普通のビニールのほうが袋自体の臭いが若干気になる。

◆24時間後
普通のビニール:146グラム
ドライもん:138グラム
普通のビニールのほうは不快臭はないものの、こもった感じ。ドライもんはそれほど気にならない。

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乾:「におい」は感じ方に個人差があるので一概には言えないけれど、わが家の場合、普通のビニールに保管するよりは「ドライもん」のほうがいいと感じたね。

ひ:そうだね。実際の旅行では洗濯ができない衣類を数日放置することもあるし、多少でも防臭効果や抗菌効果があるのは嬉しいよ。
○ポイント:体感的には「ドライもん」で保管したほうがにおいが気にならない
×ポイント:抗菌効果は個人では比較できず、パッケージに数値の記載もないので詳細不明

【ポイント3】吸湿シート1枚の吸水量は10グラム

乾:ところでこの「パワフル吸湿シート」は、本来どれくらい吸湿できるものなの?

ひ:保水量は50グラム。実際の吸湿の目安は10グラムだそうだよ。

乾:では、うちで試したハンカチもタオルも、24時間経過した時点でほぼ給水最大値だったんだね。

理論的には、より多く除湿させたければ「パワフル吸湿シート」を複数枚入れればいいことになるけれど、このシートだけ別売りはしているの?

ひ:うん、「衣類パック専用パワフル乾燥シート」というのが別売りで販売されているよ。確かにそのパッケージにも「衣類の量や濡れ具合に応じ2~3枚お使い下さい」と書いてあるね。

乾:「圧縮パックはほかのものを使ってもよい」と書いてあるから、まとまった衣類の保管に使う場合は大きめの圧縮袋と「パワフル乾燥シート」を数枚用意しておくといいのかな。

ひ:そうだね。「パワフル吸湿(乾燥)シート」自体は厚みが6ミリあるのでそれなりにかさばるけれど、実際に使う時にはまとめて圧縮してしまうんだから気にならないよね。
○ポイント:別売りの「パワフル乾燥シート」で、よりたくさん吸湿可能
×ポイント:吸湿の目安は10グラム。下着一組でも一枚ではちょっと不安かも

【ポイント4】繰り返し使えるけど、吸湿シートは複数枚必要に

乾:「パワフル吸湿シート」も「ファスナー付き圧縮袋」も、複数回繰り返し使えるようだね。

ひ:うん。「パワフル吸湿シート」は「水洗い可能」で、天日干しして複数回使えると書いてあるよ。経済的でいいよね。

ただ、このシートは厚みがあるせいか、ほかの衣類にくらべると乾くのに時間がかかったよ。「外出先で何度も洗って乾かして利用」、というわけにはいかなそうだね。

乾:なるほど、必要な枚数持参したほうがよさそうだね。

「ファスナー付き圧縮パック」のほうも何度でも使えるし、「パワフル吸湿シート」がなくても通常の「圧縮袋」として使えるから旅行ではかならず役に立ってくれそうだね。
○ポイント:「パワフル吸湿シート」も「ファスナー付き圧縮袋」も、何度でも使えるので経済的
×ポイント:「パワフル吸湿シート」自体は、乾燥させるのに少し時間がかかるので注意

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■寸評
乾:☆☆★★★(星2つ)
商品コンセプトはとてもいいと思うのですが、違いが目視で判断しにくいものだけに、抗菌・消臭効果などについても具体的な数値データがあればよかったかなぁ、と思います。

ひ:☆☆☆★★(星3つ)
実際に旅行で衣類と一緒に数日保管してみると違いがわかったのかもしれませんが、1日程度の実験では違いがわからず残念。「パワフル吸湿シート」の洗い方も「手洗い」としか書かれておらず、洗剤や漂白剤を使っても問題ないのかがわかりませんでした。全体的にもう少し使用説明がほしいかな、と思いました。

たいが:サンドウイッチみたい!(と、ふたつ折りにして間におりがみをはさむ)
ふたば:みるくちゃん(ふたばの大好きなお人形)のお布団にする!

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