【子連れ海外旅行】飛行機で移動した際に排出されたCO2を個人が買い取る「カーボンオフセット」


Published on 09.10.16

【旅*流儀52】飛行機で移動する際に排出されるCO2を個人が買い取る「カーボンオフセット」システムってナニ?

飛行機から排出される温室効果ガス

海外旅行で不可欠な存在なのが飛行機。私も飛行機は大好きで、これまで何度となく乗ってきました。

しかし、地球温暖化、環境破壊が切実な問題となってきた現在、ドキッとすることをいまさらながら知りました。

クルマの排気ガスが環境によくないというのは昔からわかっていましたが、じつは飛行機も同様なのです。

自分が運転するのではないし、お金を払って乗っているわけだし…と、正直なところ気にしたこともありませんでした。

地球温暖化対策として、「カーボンオフセット carbon offset」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

この用語は、「二酸化炭素(carbon dioxide)を相殺する(offset)」に由来しているそうで、日常生活や経済活動によって排出された温室効果ガスを、なんらかの別の手段を用いて「相殺しよう」という考え方です
方法としては、クリーンエネルギーの開発、森林保護、植林といった事業に投資したりするほか、個人が自分の生活活動で排出した温室効果ガスを買い取るシステムも普及しています。

減らせない分は埋め合わせる

カーボンオフセットは、「知って」「減らして」「埋め合わせ」という行動から成り立ちます

まず、「知って」「減らして」ですが、自らが出す温室効果ガス排出量を把握したうえで、排出削減の努力をします。

それでも減らせないぶんを購入することで「埋め合わせ」するのです。この考え方がいち早く発達したのがイギリスです。

「これと海外旅行はどういう関係があるの?!」と思いますが、飛行機に乗ることにより排出される二酸化炭素を乗った距離分購入するシステムも存在するのです。

飛行機が飛ぶ際、多量のCO2のほかさまざまな大気汚染の原因となるガスを排出します。

たとえば、成田-ホノルル間では往復で7461マイルで1.71トンのガスが放出されます。

乗客ひとりの負担となるCO2をアメリカドルで購入すると24.28ドルです。どうやってこの計算をするのか?

たとえば、「クライミット・ケア climate care」といった、カーボンオフセットのシステムを提供するプロバイダーが存在します。

このサイトで計算して、購入することも可能です。支払いはクレジットカードで、なんとJCBも利用できます。
もちろん、このガスを購入するかどうかは個人の考え方次第。ゲリラ雷雨など最近のお天気も異常になってきたいま、少し真面目に考えてみようかとも思います。

そんな矢先、JALが「究極のエコフライト」として10月11日に関空-ホノルル間で燃料節減実験を行いましたよね。

ワインのボトルをプラスチック製にしたり、客室乗務員の手荷物の削減(やはり乗客には強いられないのですよね)など機内の軽量化、最新の風向きを計算してパイロットが独自の判断で気象条件のいい飛行経路を選択するなど、18項目を実行したようです。

その結果、燃料はドラム缶29缶分(5718リットル)、CO2の排出は1万4196キロ削減できたとのこと。調べてみると、JALは08年4月に「空のエコ」宣言をしています。

今回のフライトは金額は24万円の節減となったそうで、「金額的には正直たいしたことないなぁ」とも思ってしまいますが、これが全便に拡大すれば、年に数約億円の節減効果になるとのこと。

空のエコが進むと、環境にやさしいだけではなく、浮いたぶんで運賃値下げ!なんてことになったりするかもしれませんね。

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