【グアムぐらし55】産後24時間での退院が原則…体力なくして乗り切れないアメリカの出産システム<産後&退院編>(04.11) - 子連れ海外旅行☆旅キッズ


Published on 11.04.11

【グアムぐらし55】産後24時間での退院が原則…体力なくして乗り切れないアメリカの出産システム<産後&退院編>(04.11)


産んだあとも、とっても忙しいんです…

グアムの日本人学校も、そろそろ新学期がはじまります(現地の学校の場合、新学期は7月下旬~8月)。

娘「しー」も、今年はいよいよ幼稚園。

出産からあっというまの3年間でしたが、先週に引き続き「グアムでの出産<産後編>」をご紹介。

「しー」が産まれた場所は、グアムでもっとも古い「Birthing Center」(産院)といわれている「サグア・マニャグ・バーシング・センター Sagua Managu Birthing Center」というところ。

【関連くちこみ】グアムでの妊娠&出産はオモシロい!?

無事に生まれてくれてホッとできたのもつかの間。

退院までの24時間は、ハッキリいって寝てなんかいられないほどのあわただしさでした。

すぐに出生証明が発行されます

赤ちゃんは、生まれたらすぐに注射と目薬を点され、足型を取られ、おくるみのようなものでグルグル巻きに。

ガーゼの帽子もかぶせくれますが、コレがまたなんともいえずカワイイ(笑)。

「名前」は、出生証明書への記入を退院まで(24時間以内)にすませる必要があるので、それまでに名前を決めなくてはなりません。

このような事情があるので、グアムでは生まれるまえに名前を決めておくのが当たり前のよう。

ミドルネームをつける場合も、このとき決めておかなくてはならないそうです。

「しー」は、漢字が決まっていませんでしたが、ローマ字での申請だったので大丈夫でした♪

いきなり、オムツ替えや授乳が一任されます

そして、オムツの取替え、授乳もミルクといった赤ちゃんケアもすぐさま発生します。

ナースは血圧チェック、体温チェックを1時間ごとにしてくれますが、オムツ替えや授乳のタイミングはすべてママ任せ。

「泣いたら授乳してね」と言われましたが、寝返りすらうてないのに、どうやって赤ちゃんを抱けばいいのか?

授乳の時間に看護婦さんが赤ちゃんを連れて来てくれる…なんてシステムはありませんでした。

赤ちゃんが生まれてしばらくすると、赤ちゃん担当の先生が病院まで来てくれ、チェックをしてくれます。

母親の先生と、赤ちゃんチェックの先生は別の先生。

頭、手足、関節などいろいろ細かくチェックして、異常がなければなにやら書類にサインしてくれます。

赤ちゃんのドクターサインも出生証明書に必要になるみたいです。

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ちなみに、「サグア・マニャグ・バーシング・センター」では、 面会時間が特に決まっておらず、夜中でもいつでも病室に入れます。

ワタシはヘトヘトでしたが、仕事を終えて22時過ぎに帰ってきた夫を交えてのはじめての親子水入らずの時間を過ごせました。

夫が帰り、さてひと眠り・・・と思ったら、また血圧、体温、悪露チェック。

眠ろうと思うタイミングでナースが来るし、この悪露チェックでお腹をゴイゴイ押されて死にそうにイタかったです。

コレって、日本でも同じですか?

妊娠+出産にかかった費用は500ドル

通常、検診と分娩費用はパックになっているので、出産前に費用は精算ずみ。

…なのですが、点滴が多かったりすると追加の支払いが発生します。

ワタシの場合、検診+分娩+病室代で、すべて込みで500ドルくらい。激安ですよね・・・?

産まれたての赤ちゃんをクルマに乗せる恐怖…

ご存知の人も多いと思いますが、アメリカでは出産24時間後に退院します。

ワタシの場合、12時12分に出産、翌日12時30分に退院。

いや、もう自分を動かすので精いっぱいなんですけど…

退院の少し前には赤ちゃんの血液検査があるのですが、そのときにナースが「ついでにシャワーしておくわね」と、洗面所で「しー」をジャブジャブ洗ってくれました。

ははは、すごい雑…

「こんな小さな赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるの!? 」という感じでしたが、クルマに乗せるにはチャイルドシートが必須ですからね・・・

チャイルドシートを着用させた「しー」をクルマに乗せました。

24時間で退院なので、当然ヘソの緒はついたまま。

産まれたての赤ちゃんをチャイルドシートに座らせるのもドキドキで、スーパーノロノロ運転で帰宅しました。

ちなみに、帝王切開の場合は通常72時間で退院。早っ!

ただ、自然分娩にくらべて、帝王切開のほうが退院後はキツそうでした。

ま、でも、みんなそうやって退院したんだと思うことで、なんとか乗り切りました。

グアムの妊娠&出産事情について

最後に、グアムの妊婦および出産事情について。

グアムの人々は、赤ちゃんや子供にとても優しいのはもちろん、妊婦さんにもとーってもやさしい島。

妊婦さんには道を譲ってくれたり、手を貸してくれたり、声をかけてくれたり。

ワタシも買い物先などでは、「何ヵ月?」という質問があいさつがわりでした。

いっぽうで、グアムでは妊婦でもギリギリまで働いている人が多いんです。

店員さんなどで「臨月?」と思えるような人も働いていますが、それはつまり、ギリギリまで働かなくてはならない事情があるということのよう。

子供が多いとそのぶん補助金がもらえたり、税金が免除される…というグアムのシステムもあり、それを目当てに子供を産む人もいるそう。

また、ナースに聞いた話ですが、かつてはアメリカ国籍をとるためにグアムで出産をするアジア系外国人がとても多かったそうです。

現在は、そのような出産は受け付けてもらえないそうですが…

どんな事情があるにせよ、すべての赤ちゃんが、みんながシアワセになってもらいたい。

身体的にはハードですが、精神的にはとってもホットなグアムの出産でした。

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