Published on 11.08.12

【旅＊流儀140】2012年は日本航空業界のLCC元年に！　ANAは「エアアジア・ジャパン」、JALは「ジェットスター・ジャパン」でLCCに参入（08.12）

すでに9社の「LCC」が参入している日本の航空事情

ママトラベラーも気になっている、「LCC」（Low Cost Carrier 格安航空会社）の動向。

このところ、知らぬ間に日本に新しく就航していたり、路線が増えたりと目が離せません。

現在はLCC9社が日本に乗り入れていますが、「ジェットスター」以外はアジア系。

韓国の航空会社は4社となり、2011年7月15日には大韓航空の子会社「ジンエアー」が、新千歳-ソウル（仁川）間に新就航したばかり。

ちなみに北海道では、この「ジンエアー」のほかにも、すでに同じく韓国の独立系LCC「イースター航空」が就航（成田便もあり）。

韓国内での北海道人気と、日本からの韓国便の人気が伺えますね。

【2011年11月】関空に「エアアジア」クアラルンプール線就航

そんななか、最近注目すべきニュースが3つ発表されました

まずは、羽田に就航しているマレーシアのLCC最大手「エアアジアX」（国際長距離線は「X」というブランド名）が、11月30日（水）より関空にクアラルンプール線を就航。

スケジュールは以下のとおり。

D7534（月金日）…クアラルンプール発/8時20分-関西国際空港着/15時45分
D7535（月金日）…関西国際空港発/16時55分-クアラルンプール着/22時40分

D7536（水）…クアラルンプール発/14時-関西国際空港着/21時25分
D7537（水）…関西国際空港発/23時15分発-クアラルンプール着/翌5時

就航キャンペーン価格は、エコノミーが片道3931円（プレミアムは片道5万円）！
エアアジアのHPから予約を受け付けており、販売期間は、2011年8月11日（木）1時～8月14日（日）24時59分まで。対象搭乗期間は、2011年11月30日（水）～2012年6月20日（月）。

【2012年8月】成田を基点とした「エアアジア・ジャパン」が国内外に就航

そして、「エアアジア」は、さらにANAと共同で、2012年8月就航を目指し、成田を拠点とした「エアアジア・ジャパン」を設立すると発表。

ANAは、すでに「ピーチアビエーション」に出資し、関空拠点としたLCC「ピーチ Peach」就航の準備を進めています。

【関連くちこみ】ANA系LCC「Peach」のポップなセンスに注目
2015年に首都圏の空港の発着枠が39万回に拡大することを見据え、早い段階でLCCの主力会社であるエアアジアXと提携したもよう。
エアアジア・ジャパンでは、国内線、国際線の両方に就航する予定。

気になる料金は現在のところ未定ですが、「通常の航空会社の半分から3分の1」を目指しているようです。

ちなみに、エアアジアの東南アジアでの1時間あたりの運賃は30ドルとのこと。

エアアジアのCEOも「成功のカギは低運賃。もっとも安い運賃を提供するエアラインでありたい」とコメントしていることから、エアアジア・ジャパンでも同水準の料金が導入されることが期待できます。

【2012年12月】JALがジェットスターと組んでLCCに参入

また、LCC参入に慎重だったJALも、いよいよカンタス航空の子会社「ジェットスター」と提携して「ジェットスター・ジャパン」を設立するとのこと。
当初は、ジェットスターとJALに加え、三菱商事がほぼ同率の出資による新会社となるそうです。
成田空港を基点とし、こちらも2012年12月までに国際線を就航させる予定とのことですが、今後の詳細発表が待たれます。

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LCCは、座席や荷物，機内食などのサービスに個々に料金がかかったりと、不便な側面は否めません。

それでも、コスト安を最優先にした旅行ならば、選択肢が増えることは多いに歓迎すべき状況ではあります。

新就航にはキャンペーンがつきものなので、来年はかなりオトクな渡航が実現するかも…と、いまから楽しみです。